書くカウンセリングのご案内
病院やカウンセリングルームでは、対面形式の口頭でのカウンセリングが主流です。多くの方にとってカウンセリングとは、クライアントとカウンセラーが向かい合い、言葉を交わす光景を想像するのではないでしょうか。
一方私たちは、メールやSNSなどで、「文章で心を支え合う」経験を日頃からしています。「書くカウンセリング」は、その営みを専門家と行うものです。決して特殊な作業ではなく、多くの方にとって馴染みのある形です。
カウンセリングにおいて大切なのは、次の2点です。
・安心して自分を表現できる場があること
・表現や思考が深まるような適切なフィードバックがあること
対面形式でも、文章形式でも、2つの条件は満たされます。しかし、表現や思考の深まりやすさという点においては、文章形式、つまり「書くカウンセリング」に分があると考えます。人は文章を書くとき、頭の中で言葉を反芻し、推敲を重ねます。心の奥へと降りていく作業です。この過程は、より深く自分を観察し、持ちこたえながら考えることを促します。一方、書く作業は自分の内面と向き合う孤独な営みでもあります。感情表出が強い方や、衝動的な行動が出やすい方は、対面のカウンセリングや医療の方が適している場合もあります。
私は精神分析を学問的基盤としています。一方、精神分析の本流では、週4回以上の対面セッションが必要とされ、敷居は非常に高いです。週1回のカウンセリングですら、時間や経済面の負担は大きいでしょう。
「書くカウンセリング」は、普通のメールのやり取りのように進んでいきます。生活と無理なく共存しながら、ゆっくりと、しかし確実に自分と向き合い続けられる方法です。仕事や家庭、プライベートと両立しやすく、継続しやすいことは大きなメリットの一つです。
カウンセリングは精神疾患の有無に関わらず、自分の思考や感情への理解を深め、苦しみに持ちこたえ、生きづらさを軽減していくことに貢献します。特に「書くカウンセリング」は、現代の忙しさの中でも取り入れやすく、多くの人の支えになりうると感じています。
本質的な気づきや変化には、時間が必要です。ゆっくりと内側から変わっていく方法を模索している方は、ぜひ「書くカウンセリング」を検討いただければと思います。
相談内容にタブーはありません。こんなことを聞いても良いのだろうかと躊躇った場合もご連絡ください。匿名での相談も可能です。
書くカウンセリングの目標
以下の3点を大目標としています。
- 自分の思考と感情を見つめ、理解を深めること
- 欲望や衝動、苦しみが自分の内から生じるものであることを受け止め、現実の中で扱う力を育てること
- 生きる上で避けられない欠如や苦悩を、快楽や依存で紛らわすのではなく、観察し、考え、持ちこたえる力を育むこと
こんな方に
ぜひご相談いただきたいのは、次のような方です。
・人生がどこかうまくいっていないと感じている
・漠然とした空虚感がある
・過去の出来事に縛られ、苦しみを感じている
・仕事や家庭、プライベートで、満たされない感覚を抱えている
・向き合うべきことから目を逸らしている感覚がある
・対人関係に困難を感じている
・同じ過ちを繰り返してしまう
・性や性的な行為に関する悩みがある
・具体的な悩みはないが、自分の心と向き合ってみたい
・匿名で相談したい
このほかにも様々なご相談が可能です。どうぞお問い合わせください。
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